島田虎之介について
- 島田虎之介(しまだ とらのすけ / Shimada Toranosuke)
- 1961年、東京都生まれ。初めて描いたマンガは、アドルフ・ヒトラーの伝記(小学六年生の時)。2000年、39歳でデビュー。
- 賞罰
- 2000年 第02回 青林工藝舎 アックスマンガ新人賞 佳作入選『エンリケ小林のエルドラド』
- 2008年 第12回 手塚治虫文化賞新生賞『トロイメライ』
- 道具
- PRO-USE SYSTEM 油性 PLATINUM 01
- 趣味
- サッカー観戦
- 好きなチーム: FC東京
- 好きな選手: 梶山陽平
シマトラ「映画オールタイムベスト」
サム・ペキンパー『ワイルドバンチ』(1969)
失われゆくものは失われゆくことそれ自体が哀しい。登場人物たちはロクでもないアウトローだが、欲得づくでは行動しないというただその一点が美しく輝く。西部劇史上の、アメリカ映画史上のまぎれもない傑作。
小津安二郎『秋刀魚の味』(1960)
もしかしたら『東京物語』や『麦秋』の方が小津作品としては重要なんだろうけど、気軽に見るにはこれ。気軽とは言っても名作であることは間違いない。小津作品を未見の方には遺作であるこの映画をお勧めしたい。
ロバート・アルドリッチ『特攻大作戦』(1967)
『ワイルドバンチ』もそうだが、出てくる男たちの顔を見てるだけで楽しい!リー・マーヴィンやアーネスト・ボーグナイン、ブロンソン…。CGと筋肉増強剤でできた偽マッチョではなく本物のマッチョを見たい方必見。
アッバス・キアロスタミ『そして人生はつづく』(1992)
ミステリーやサスペンスは殺人やテロや宇宙人襲来の中に在るのではなく、われわれの隣りに存在する日常の事物から表現がすくいあげるものだ。ラストの、ただ車が坂道を登るだけのサスペンスを見よ!
森一生『薄桜記』(1959)
職人が意図せずして工芸品を越えた表現をしてしまうことがあるとしたら、まさにこの映画はそうではないのか。雷蔵と勝新の不思議な因縁を過剰な物語で描いた時代劇。忠臣蔵を素材にしたものでは最高傑作。